財産債務の明細書

確定申告時期になると、あるご婦人の自宅にお邪魔する。
年齢は80才を超えているが、字は達筆、計算も達者な方で、記憶など私より遥かに良い。

そして、毎年必ず、
「先生、私の集計したもので結構ですので、2000万円いくか計算してください。」
とお願いされる。

ざっと計算し、「今年は1930万円ですね。ぎりぎりセーフです。」と伝えると、
「安心しました。」と、本当に嬉しそうな表情をされた。

なぜ2000万円なのか、というと、
所得の合計が2000万円を超えると、税務署に「財産債務の明細書」を提出しなければならない。
これには、不動産は勿論、預金・株式の残高、貴金属なども載せるので、あまり出したくない書類として、誰しもから敬遠される。
高額所得者は、将来相続税がかかる可能性が高いため、税務署はその資料を生前からせっせと集めている。

ご婦人が、「2部屋の手直しをゆっくりやってもらって良かった。」と、
「そこまで、努力?したんですね...。」

帰り際、「もし、戻られて再計算し2000万円を超えいたら、すぐに連絡してください。」と、やっぱり財産債務の明細書は嫌いらしい。
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個人タクシー

午後9時、顧問先での打ち合わせが終わり直帰しようと思ったが、預かった資料が鞄に詰まっているので、
回り道にはなるが事務所に戻ることにした。
いつもは電車で戻るが、目の前に綺麗な個人タクシーが止まっていたので、つい乗ってしまった。

車内では
「この車、新車ですか。」と尋ねると、
「2年経って、一昨日車検から戻ってきたところです。」
「2年でどれくらい走るの?」
「6万キロ位です。でも、私は走らない方です。走る人は1年で走りますよ。そういう人は税務署が来るんですけどね。」
「何で走行距離が分かるんですか?」と尋ねると、
「税務署の奴ら、陸運局へ行って走行距離を調べてるんですよ。」なるほどである。
「私の知り合いに、7年追徴されたのがいますよ。」とも。
「えぇ、7年も。普通3年じゃない。」というと、
「メーター改ざんしたんですよ。」
「やっぱり、不正はいけないよね。」

「お客さんは税務署に行くことはないでしょ?」
「はぁ・・・。」と曖昧な返事をしてしまい、今更「税理士です。」ともいえず、「私も確定申告しますよ。」というと、
「あ、そぅ、今年の申告までは扶養控除できるからね。」とアドバイスまでもらった。
なかなか、おもしろい車中であった。
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箱根

22、23日は仕事で箱根へ。
家内に話したところ「本当にそんな仕事あるの????・・・」
子供達からは「お父さんだけ、ずるーーーーい。」
と非難の嵐。
何度「仕事だよ」と言っても分かってくれない。

家族が就寝中逃げるように自宅を出発。
途中、事務所に立ち寄って書類を詰め込み、午前9時の高速バスで箱根へ。
場所は、大涌谷のふもとで、芦ノ湖の近くにある箱根高原ホテル。
周りは優雅な景色であるが、それを眺める暇もなく、午後1時から7時まで休みもとらず働いた。
その後は、温泉で疲れをとり、ご馳走をいただきながら深夜まで宴会。

明くる日は、結婚式に出なければならないので、10時のバスを予約していた。
朝8時から作業をしたが、思った程捗らず、9時50分までかかってしまった。
子供達におみやげを買う時間もなく、手ぶらで帰ったところ、またもブーイング。
さらに、カニをたらふく食べたことを言ってしまい、「行きたーい」の大合唱。
美味しい仕事であったが、次はプライベートで訪れたい。
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仕事始め

今年の初仕事は、遺族年金の受給申請。

今日から社会保険事務所から年金事務所に名称変更が変わっているはず。
所沢社会保険事務所も当然ながら「日本年金機構 所沢年金事務所」と変わっていた。
ロゴは、赤丸の中に白抜きの「年」の字。
新年にはふさわしいが、あまりカッコ良くない。
ここまでやるなら、金色の中に「年」か、「年」の字を金色かにしてもらいたかった。

正月なのですいているだろうと思い、13時頃行ったところ42人待ち。
所沢税務署に行って用事を済ませて戻っても、まだ32人。
結局、2時間待った。
10分の申請書提出のために、2時間待ち。
せめて、申請と相談の窓口は分けてもらいたい。

ところで、今回の申請者は、ご主人を平成19年に亡くしている。
当時、遺族年金は申請せず、そのまま自身の老齢年金を受給していた。
こちらで試算したところ、遺族年金と老齢年金の1/2の合計の方が年間12万円程多くなること、遺族年金は税金が課税されないので手取りが増えることから、受給申請を提案したものである。








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一人オーナー課税の廃止

平成22年度税制改正大綱がようやくまとまった。
二転三転した結果、特殊支配同族会社の役員給与の損金不算入制度は廃止となった。

この制度には、苦い思い出がある。
今年5月、顧問先の法人税申告の際に、この制度の適用を失念し、多大な迷惑をかけてしまった。
申告書に適用ありと記載しながら、課税対象金額を入れ忘れ、過少申告をしてしまったのである。
当時を振り返ると、多忙に加え、家族の入院が重なり、仕事を疎かにしていた。
この顧問先には、丁重にお詫びをし、税負担をして頂いた。

平成4年11月に税理士登録をして以来17年間、税金計算をミスしたことはなかった。
これが、自信過剰になっていたかもしれない。

顧問先には申し訳ないが、今後のために良い教訓となった。

「初心忘れべからず」
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