財産債務の明細書
2010-02-25 00:35:44 (14 years ago)
確定申告時期になると、あるご婦人の自宅にお邪魔する。
年齢は80才を超えているが、字は達筆、計算も達者な方で、記憶など私より遥かに良い。
そして、毎年必ず、
「先生、私の集計したもので結構ですので、2000万円いくか計算してください。」
とお願いされる。
ざっと計算し、「今年は1930万円ですね。ぎりぎりセーフです。」と伝えると、
「安心しました。」と、本当に嬉しそうな表情をされた。
なぜ2000万円なのか、というと、
所得の合計が2000万円を超えると、税務署に「財産債務の明細書」を提出しなければならない。
これには、不動産は勿論、預金・株式の残高、貴金属なども載せるので、あまり出したくない書類として、誰しもから敬遠される。
高額所得者は、将来相続税がかかる可能性が高いため、税務署はその資料を生前からせっせと集めている。
ご婦人が、「2部屋の手直しをゆっくりやってもらって良かった。」と、
「そこまで、努力?したんですね...。」
帰り際、「もし、戻られて再計算し2000万円を超えいたら、すぐに連絡してください。」と、やっぱり財産債務の明細書は嫌いらしい。
年齢は80才を超えているが、字は達筆、計算も達者な方で、記憶など私より遥かに良い。
そして、毎年必ず、
「先生、私の集計したもので結構ですので、2000万円いくか計算してください。」
とお願いされる。
ざっと計算し、「今年は1930万円ですね。ぎりぎりセーフです。」と伝えると、
「安心しました。」と、本当に嬉しそうな表情をされた。
なぜ2000万円なのか、というと、
所得の合計が2000万円を超えると、税務署に「財産債務の明細書」を提出しなければならない。
これには、不動産は勿論、預金・株式の残高、貴金属なども載せるので、あまり出したくない書類として、誰しもから敬遠される。
高額所得者は、将来相続税がかかる可能性が高いため、税務署はその資料を生前からせっせと集めている。
ご婦人が、「2部屋の手直しをゆっくりやってもらって良かった。」と、
「そこまで、努力?したんですね...。」
帰り際、「もし、戻られて再計算し2000万円を超えいたら、すぐに連絡してください。」と、やっぱり財産債務の明細書は嫌いらしい。